信長の野望全国版


信長シリーズをやっていてふと、懐かしき全国版のページも作ってみようかと思った次第。
全国版の初期値に関するデータベースはこちらのHPに詳しいようなので私は割愛。
…いいじゃん。勘弁してよ。実家に帰ったら当時の『テクノボリス』(パソゲー雑誌な)に初期値のデータ一覧が載ってるんだけど、ンなもん探すためだけにいちいち帰省なんかしてられんよ。
まもっとも、若干訂正をしておくと、常陸の大名は佐竹義重ではなく佐竹義宣です。…知らねーよ。なぜか義宣だったんだよ。あと「宇喜田直家」は多分「宇喜多直家」の誤植。自信はないけど。ちなみに磐城の大名が結城晴朝となっているのは間違いではありません。下総が存在しないのよ、このゲーム…。

…そうそう、上で「初期値」とわざわざ断っているのは、国ごとに国力のMAX値が違うからです。金・兵糧・石高・町・兵力が国ごとに違うのは覚えてるんですが、治水・民忠・民財などは正直わかりません。つーかあの時代のゲームでMAX値が平気で8000とか9000とか言ってるんだから洒落になりません。ちなみに私が1度に動かした最大兵力は5200。はっきり言ってイジメでした。

以下、順番は適当ながらコマンドについて解説。

1.内政
これがまあ今でも残ってる光栄ゲームの悪習なんだが、プレイヤー担当国に比べてCOM担当国の内政の効率のいいことと言ったら。しかもこれ、難易度を上げれば上げるほど傾向が顕著になるからなあ。
…つっても実は委任してしまうとその国もCOM担当ということで高度成長期に入るので、後方の安全国は常に兵士0にした上で委任し(理由は税率参照)、生産国または商業国を指定しておりました。
てなわけで何が言いたいかというと、プレイヤー自身は内政する必要ナシってことですな。金と時間の無駄。

2.税率
このゲームでは金・兵糧ともに秋の一括徴収となってました。てなわけで税率を設定しなきゃならんわけですが、このゲーム、事前に設定された税率で徴税してました。「設定するのを忘れてたから年貢も税金もナシ」ってんじゃ酷すぎるんで、最初は20%に設定されています。これは全国一律ね。これをプレイヤーやCOM大名がプレイ中に変更していくわけですが、従来より税率を引き上げると大名の魅力が1下がり、逆に引き下げると大名の魅力が1上がります。と言ったって税率20%のままじゃ話にならないんで必ず上げることになりますから、プレイ開始直後に魅力が1下がるのは覚悟の上で。
税率の上げ下げは民忠・民財にも直接影響しますが、税率が50%を超えると基本的に一揆の対象となります。「四公六民が基本と思え」という含蓄かもね。
…ああ、何で「基本的に」つーかってーと、税率が50%を超えていても一揆が起きない状況が存在するからです。
1)統治大名が本願寺家である。
何とも理不尽な話だが、本願寺家の支配下では税率の如何に関わらず一揆が起きない設定になっている。税率100%でもだぞ?何考えてんだ?昔どっかのエライ人が「人はパンのみに生きるにあらず」とのたまったけど、「人はパンなしで生きるにもあらず」だろ。これだから狂信者は…。
2)税率が50%を超える国に兵士がいない。
このゲームの有り難い所と言えばまずこの点が挙げられる。そういうわけで後方の生産国の兵士は0にしてしまうのだ。
が、考えてみればおかしな話だ。兵士がいないんだから一揆起こせば農民のやりたい放題だろーに。文字どおり無血占領できるぞ?戦う相手がいないとやる気を起こさない、そんな全国版の農民たちラヴ(笑)
まあそんなわけで、生産国に溜まり溜まった物資を前線に輸送する時に一旦直轄領に戻すと思うけど、その時税率を確認してみそ。大体50〜60%になってるから。んで輸送が終わったらついでに税率を100%にしてあげて下さい。農民はやっぱり一揆を起こしません。

3.商人
堺の商人と様々な取引をしますが、困ったことに摂津(と山城だったかな?)以外の国では毎月商人がいるとは限りません。…つっても影響するのは米の売買くらいのもんだったかな?どうやらこの世界では既に堂島の米取引所が繁盛していたらしい。
できることは米の売買・武器の購入・兵士や忍者の雇用・借金。
1)米の売買・兵士の雇用
まあ今更何の説明も要らないだろう。兵農分離を云々したい人は『天下統一』でもやってなさい。
2)忍者の雇用
これも当時は大名毎にお抱えの忍者っつーもんがあったはずなんだが…。忍者を雇ってできることは諜報と暗殺。
まずは諜報。諜報のためにコマンドを消費するのも癪なんで、基本的には有り金全てで忍者を雇い、情報を閲覧した後ロード。
次に暗殺。このゲームのシビアなところは、大名が死んでしまったらそこでゲームオーバーである点です。てわけで暗殺には常に気をつけておきたい。弱小扱いを受けているほど暗殺されやすいので特に注意。
ちなみに暗殺にしろ老衰にしろ、統治大名が死んでしまうと、その大名が生前に統治していた国は全て空白国となり、何と来期首の入札によって1国ずつ新しい統治大名が決まります。無茶苦茶な話だ…。入札に参加できるのは空白国に隣接する領国を所有している大名全て。入札への参加は絶対ではありませんが、わざわざ暗殺したのであれば入札するのが常識かな。
どちらにしろ彼我のIQ(休養を参照)の差が物を言うコマンド。
3)武器の購入
多分一番役に立たないコマンド。武器を買うとその国の兵士の武装度が上がります。が、他の国の兵士と混ざると平均化されるので当然武装度は下がります。
武装度はまた、鉄砲隊の編成にも影響します。が、武装度が200を超えないと鉄砲隊の割合を増やせないし(部隊編成をちょっと参照)、5000の兵士の武装度を200以上にするのはさすがにめんどくさいので、多分最終的には武装度1とか0とかになっていることでしょう。
4)借金
初代三國志にしてもそうだったが、借金などというシビアな経済観念が最近では削除されている。ちとつまらん。
…まあ三國志の借金はイマイチ使い勝手が悪かったが、全国版の借金は有効利用できる優れものだ。どちらも原価主義に基づく金利で借金し、秋の収穫時に利息と共に返済するシステムとなっている。しかもその国での借金なので、他の国で立て替える必要がない。つまりどういうことかと言うと、借金がある国の統治大名が変わると、借金の返済義務も新しい統治大名に帰属してしまうのである。これを利用して秋に借金、冬に兵士雇用、春・夏に全財産を持ち逃げ(他国への侵略の形でも可)、国を他の大名に明け渡すと、その秋に件の大名が泣きを見るという寸法だ。
ちなみに借金の上限額は合計で、金利込みで町の価値と同じ数値まで。つまり町の価値が6000なら借金できる上限額も6000(金利込み)になるわけだ。結構デカイ…が、実際にこの策を用いるのは序盤戦くらいのものだろう。

ちなみに、米の売買と借金だけはコマンド回数に含まれない。

4.部隊編制
このゲームは部隊を率いる武将がいないが、その代わり全軍を最大5部隊まで分割することができる。ちなみに第1,4,5部隊は足軽、第2部隊は騎馬、第3部隊は鉄砲と決まっており、番号の順序を入れ替えたり騎馬・鉄砲の部隊を増設したりすることはできない。ちなみに部隊能力は鉄砲>騎馬>足軽。
初期設定では各20%ごとに振り分けられているが、プレイヤーにしろCOMにしろ、最後まで初期値のままにしておくバカはいない。なんたって第1部隊が全滅したらその時点で敗戦だもん。ってまあそれはいーんだが、この部隊編制もやっぱり国ごとに違っているので、国を新しく攻め取る度にいちいちカスタマイズしなければならないのが難点。編成ごときに3ヶ月もかけてんじゃねーっつーの。
ここで武装度との関連だが、鉄砲隊だけは、武装度が200以下だと20%までしか配分できない。つまり初期値が限界。250でも21%だったんで私は爾来武装度を上げたことがなく、そこにある関数をいまだ見極めていない。スマン。
COMは平均して40-30-20-5-5の比率での配分を好むが、上述の『テクノポリス』では35-45-20-0-0をモットーにしていた。一方私は40-60-0-0-0を好む。鉄砲隊なんぞ要らん。なぜって、未練がましく20%で残しておくほどなら第1・第2部隊に吸収して大兵力を運用した方がマシだから。
またこのように部隊数を減らしておくと、面白いことが2点ある。
1)三河のHEX戦
下準備としてまず三河を領有し、その部隊比率を1-99-0-0-0にした後、ガラ空きにして他大名の三河進駐を傍観する。
全国版では三河の城は半島の先端にあり、しかも半島は一本道である。普通の部隊編制のままでは敵は半島に全軍を配置するので全滅させる以外に勝つ術がないが、1-99-0-0-0にしておくと、敵は第2部隊を何故か半島の外に配置するのだ。このとき、こちらが5部隊で攻め込むと敵の第2部隊の位置は半島の付け根に、またこちらが部隊を配置できる位置は西三河となるが、こちらが2〜3部隊の編成で攻め込むと敵の第2部隊の位置は半島の外側の付け根よりやや西に、またこちらが部隊を配置できる位置は半島の付け根までになる。敵の総兵力がいかに巨大であろうと、当然こちらの勝利は既に確定している。敵は退却するが第1部隊が全滅するか、どちらにせよ敗北を選択しなければならない。しかもこのゲーム、退却しても兵士や物資は持って帰れないのだ。…これ以上の言葉は不要かな。
2)本能寺の変
ある特定の条件(後述)を満たすと、隠しイベントとして本能寺の変が起こる。このとき山城の部隊編制を100-0-0-0-0にしておくと、多分時間切れで生き延びられる。
しかし私は本能寺の変を起こしてみたことはあるが、明智軍に負けなかった場合どうなるのか、当時は思い付かなくて残念ながら試したことがない。スマン。

5.施し
民または兵士に金や兵糧を施してそれぞれの忠誠度をUPさせる基本コマンド。ともに魅力が1上がる。
税率を上げると民忠が下がるので、これによって民のご機嫌をとらなければならない。飴と鞭ってこと。施しが先か増税が先かと言われると、多少状況にもよるが私は施しが先だと思う。
雇いたての兵士などは特に忠誠心の欠片もないため、あまりにバランスを欠いた兵士雇用を行うと叛乱が生じることがある(本能寺の変をちょっと参照)。
ちなみに民に施すと民財も増えるが、このパラメータの意味する所はいまだに不明。誰か教えて。

6.休養
することがなくなった時に選択するのではない。健康値を回復したい時に選択するコマンドだ。
何せこのゲーム、70歳になると基本的に死ぬ。74歳で死んだ毛利元就や75歳で死んだ徳川家康ですらだ。更に、健康値が低すぎると70歳に満たないうちに死んでしまう。死んでしまってはゲームオーバーなので、健康値は常に高い数値を保っておきたい。70歳を超えたら140〜150は欲しいね。
…って最初のスロットで出せる最高値は109なんだから…ねえ…。

事のついでに大名の能力について説明。大名の能力は健康・運・IQ・魅力…とあともう1つは何だっけな?忘れちまった。結構重要なパラメータだと思ったんだが。
各パラメータの最高値は全て210だが、年齢のMAX値も210歳である。例え実は213歳であったとしても。
…なんつって、戦争中に限り魅力やIQの実数値が210を超えることはある。これは戦争中に軍資金を使って敵の兵士を味方に寝返らせる際、「寝返り」に成功するとその都度魅力が1上がるからだ。ちなみに敵の兵忠が下がっただけなら変化なし、まるっきり失敗すると魅力が1下がる。「寝返り」の実行条件は自軍の軍資金が自軍の兵士数を上回っていることで、成功条件は自軍の兵忠が敵のそれより高いこと。てなわけで実は、魅力だけは比較的上がり易いパラメータだ。税率UPで1下がるくらいはケチケチする必要ナシ。
一方、運は全く意味不明なパラメータ。プレイの進行と同時にコマンドとは全く無関係にパラメータが変動し、開始当初109あったはずの運がときどき0になってたりする。それって「ダメな奴は何をやってもダメ」ってことか?つっても別に商人が来なくなるわけじゃないし、相場がそいつだけ理不尽に高くなるわけじゃないし、諜報の成否も戦の勝ち負けも運によらないし、何なんだかさっぱり…。
健康は毎年1ずつ下がり、1季節休養するごとに1増えるが、一度に連続して休養できるターン数は20まで。…つってもそんな20ターン=5年も無為のままマターリしてられるゲームでもない。しかも休養中に自国が他大名に攻め込まれた場合、プレイヤーは合戦を直接指揮することができない。画面はHEX戦に切り替わるのだが、自軍を操作するのはあくまでCOM。そしてプレイヤーは、COMが下手糞な戦争をして敗北するのを、ただ呆然と見送るのみである。よほどの高齢でない限りはなるべく使いたくないコマンドでもある…。
IQ(知力じゃないところがミソな)に関してはどうやってパラメータを上げるのか、正直覚えていない。つーか滅多に上がらんパラメータだよ。COM大名が平気で160とか200とかあるのを見せられるとかなりむかつくけどね。いや実際そんな感じだし。

7.戦争
言わずもがなの侵略行為。HEXが大雑把なため全部隊とも1ターンに1HEXしか移動できない。しかも城を占領されても第1部隊が全滅しない限り負けにならないので、不利と見れば恥も外聞もなく戦場を逃げ回るのがよろしい。が、HEXの関係で上手く逃げ回れる国は結構限られている(本能寺の変にちょっと関連)。
…まあそれはともかく。勝つためには何が必要かって、大兵力と敵より高い兵忠、そして膨大な軍資金である。敵兵を寝返らせまくってより楽に勝つべし(暗殺→入札が一番クレバーだけどな)。ただ寝返る敵兵はコマンドを実行した部隊に全て吸収されるので、自軍の部隊数が多い方が多少は有利かもしれない。つっても私は集中運用を好むけどな。
まあ兵力の集中運用も是々非々あって、100-0-0-0-0の配分で攻め込むと敵に逃げ切られる惧れがなくもない。その時は攻撃側の敗北で、折角の大兵力も物資も全て捨て手の退却となるので面白くない。最低2部隊は残し、寝返りと直接攻撃、或いは逃げ回る敵を挟撃できるような備えにはしておきたい(本能寺の変にちょっと関連)。

8.機能
データのセーブ&ロード、ウェイトや効果音・BGMの調節、ゲームの終了などを行うコマンド(とは言えないコマンド)。
わざわざ説明することもないようなものだが、このゲーム、期首にしかセーブが行えない。つまりコマンドを実行すると勝手に自戦略ターンが終わってしまうので、次の自戦略ターンが回ってくるまでに不都合が起こるとロードが結構めんどくさい。…「ロードは邪道」って人には関係ない話だけどね。

9.隠しイベント「本能寺の変」
まあ上の文でいろいろと関連させまくってるからあらかた見えてきている面もあろうかとは思うが、書くだけは書いとく。発生条件は以下の通り。
・1582年夏の時点で織田信長が山城を含む3ヶ国以上を領有している。
・織田信長が山城を本国にしている。
・山城の兵忠が低く、叛乱が起こる条件を満たしている。
このときコマンドウィンドウにちょっとしたグラフィックが現われ、「本能寺の変だぎゃあ!」と相成る。織田信長をプレイヤーが担当している必要は多分ないだろうが、イベントの発生条件を満たす状況を作り出すためにはプレイヤーのテコ入れが必要だろう。
ちなみに普通の叛乱だとその国の兵力が正規軍と叛乱軍とに分かれて潰し合うことになるが、本能寺の変の場合、織田軍は山城の全兵力を使用できる代わりに明智軍が織田軍に2倍する圧倒的兵力で襲い掛かってくる。しかも実体験に基づくと、明智軍の兵忠は130〜140くらいだったかと。まともにぶつかっても勝てるわけねェ。しかもこの叛乱、信長は退却できないし
お望みどおり玉砕すると織田信長は討死にし、プレイヤーは羽柴秀吉か柴田勝家のどちらかで後を継ぐことが出来る。プレイヤーが選択した武将が山城の新たな大名となり、選択されなかったもう一方が別の1国を与えられ、残る旧織田領は全て明智領となる。つまり秀吉にしろ勝家にしろ、いきなり叛乱の危機に晒された状況でスタートとなるわけである。…ひでェ。

さて、では明智軍とまともにぶつからなかったらどうなるか。実は山城のHEX画面は、城の真下に侵入不可の高山地帯があり、その高山を中心にぐるぐると逃げ回ることが可能なのだ。明智軍は山城の部隊編制と同じ編成で現れるため、これを100-0-0-0-0にしておけばエンドレスな追撃戦が展開されるという寸法になるのだが…。


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