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アジア編


 蒼き狼の国ー「地平線360度 モンゴルの旅」

 「蒼き狼」の世界に憧れて旅したモンゴルはその時まったくなじみがなく、行く本人もいったいどういう国やらまったくわかりませんでした。
毎年送られてくる旅行会社のパンフレットのなかに、ぱらっと入ってた案内を見たとき、今まで遠い未知の空想上の国が急に身近なものに
感じられました。



 北京より飛行機でモンゴルの首都ウランバートルへ向かう。
眼下の景色が茶褐色の大地から緑の草原に変り、まもなく到着。
約2時間のフライト。機内から一歩外に出ると澄み切った風が吹いてきた。
「胸がはずみような感じで空気のよさがわかった。」と司馬遼太郎が
「モンゴル紀行」で書いているが、ほんとうにその通りだ。


空港のビルに入ると、民族衣装を着た人がいっぱいいて、ほんとに
お伽の国にきた感じ。

モンゴルの人はちょっと見たところこわそうな印象だけど、それは
なんとなくシャイな、そして素朴なものからきているみたいでした。

モンゴルからのガイドは、30歳の<ガンバット>という男の人でした。

モンゴル国民の平均年齢は若くて約35歳。しかし、それは自然環境が苛酷なため長生きできないんだろうと思う。(最高気温と最低気温の差が70度というのだから)。
だから、出産が奨励されていて、8人生めば、国から報奨金が出るそうです。こどもは大切にされているとのことです。

私たち:父親のいない子供(私生児)はどうなるんですか?
ガンバット:父親のいない子供なんていない。子供にはすべて父親がいるもんだ。母親が知ってるはず。その父親にいって金をもらえばいいんだ。



モンゴルでの食事は、前もって聞いてはいたけど、貧素であった。モンゴル人の普段食べてるものは私たちの口ではあんまりあわないことと、物資自体が不足していることもあって、毎回の食事の量と皿の数の少なかった。特に到着した夜の食事は一皿だけだった。。。。まずいものはあんまりなかったんだけど。もう一度いきたい国ではあるんだが、食事がいまいちなんでいまだに再訪していない。

モンゴルを描いた映画の紹介
時間は草原のはるか向こうに横たわり
河のようにとうとうと流れる
空間は果てしなく地平線まで伸びている


私は彼の4番目の子、名前はテムジン
両親が考がえて名付けてくれた

父がウルガを立てた草原に
今では煙突がそびえ立つー



舞台は内モンゴル自治区(中国領),監督はロシア人である。
大草原の暮らす遊牧民の映画で、淡々とその生活を描いている。
主人公である一家の主人のゴンボは憧れの英雄チンギス・ハーンに4人子供がいたことから、どうしても4人子供がほしい。
しかし、中国は一人っ子政策をとっていて、少数民族には3人まで認められているので、中国人である妻は拒否しつづけている。
そんなある日、草原で立ち往生していたロシア人セルゲイを見つけ、ゲル(包・パオ)に招く。客人を食事でもてなくのは遊牧民の礼儀なのである。

次の日セルゲイの暮らす町に妻に頼まれた買い物に行き、テレビと自転車を買って
草原に戻り、白昼夢を見る。

一家でじっとテレビを見る。その時妻が尋ねる。
「私が頼んだものを買ってきた?」「売り切れだった。」と
嘘をつくコンボ。そんな夫を見て妻は黙って草原へと出て行く。
そのあと無言でゴンボは追いかける・・・・・。


ウルガというのはモンゴルにずっと伝わる遊牧民作業用の棹(先にある紐の輪で馬を捕獲する)のこと。
草原で愛し合う男女は、じゃまをされないように、この棹を草原に立てておくそうである。粋でロマンテックなモンゴルの掟である。



『僕たちモンゴル人?』
『そうだよモンゴル人だよ』

『さあ、虹のところまでいこう』
『虹ってつかめるの?』
『それはどうかな
そばにおいでお話をしてあげるから、
チンギス・ハーンのー』






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